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                          第4戦:天候に翻弄されたレースで選手権首位を取り戻す2位表彰台 「SUGO GT 300KM RACE」
                           

                          2014 SUPER GT 第4戦 「SUGO GT 300KM RACE」オートポリス

                          決勝:7月20日(日)コースコンディション:Wet
                           

                          前半戦ラストとなる第4戦スポーツランドSUGO。
                          チャンピオンシップ2位につける37号車KeePer TOM'Sは少しでも良いリザルトを残すべく仙台決戦へ挑んだ。
                          しかし、魔物が棲むといわれるSUGOのレース展開に各陣営とも翻弄されることになる。。
                           

                          予選が行われる土曜日は海に近い山の中という特殊なサーキット立地により濃霧が発生し、開始ディレイが繰り返される。
                          大粒の雨が降り、霧が晴れるかに見えたが15時の時点で事実上この日の予選が中止、翌日の午前に1セッションのみの予選、午後に決勝の1デイレースが決定
                           

                          日曜日午前に行われた予選は が難しい路面コンディションの中落ち着いたアタックで5番手を獲得。
                          ポールポジションは今年好調を維持している僚友36号車の中嶋一貴が獲得した。
                           

                          レース前半:スタートから大混乱のレース、戦略が勝敗を分ける


                          迎えた午後の決勝はフォーメーションラップ中に雨が降りだし、フォーメーションラップが2周追加される。
                          この間数台がピットに入りレインタイヤを装着。ポールポジションの36号車もスタート直前にピットインしレインタイヤへ。
                           

                          37号車は作戦を分け、スリックタイヤのままコースに留まり、スタート時は3番手となる。
                          このままグリーンシグナルが点灯し、オープニングラップで前を走るNSXを1台かわし2番手へ。

                          ピットインするか注目された2周目もそのままコース上に留まり、マシンをスライドさせながらも首位を行くマシンをかわし
                          暫定トップでスリックタイヤのまま走行を続ける。

                          レインタイヤに変えた36号車とのタイム差が7秒前後あり、スリックタイヤのままでは辛い状況が続くが、タイヤが温まるとともにタイムを上げて行き、数周した頃には段々と雨もあがり再度タイヤを交換しにくるマシンが続出。

                          この時点での作戦はコースに留まる事が正解だった!
                          37号車を先頭にレクサス勢の1-2-3体制でレースは進むが、300クラスの集団を抜かす際に押し出され2位に後退してしまう。
                          その後は首位に立った1号車が逃げる展開が続き、一つでもよい順位で後半スティントを走る伊藤大輔にマシンを渡す為に走行を重ねたアンドレア・カルダレッリは2位をキープしたまま、レースがちょうど折り返しとなる38周目にピットインをする。  

                          レース後半:再度降り出す雨、伊藤が我慢の走りを続ける

                           

                          天候が読めない中、レース後半を担当する伊藤にドライバーチェンジをした37号車は周りのチームを様子を見つつ暫定6番手でコースに復帰。

                          そこから15周程して、雨が若干強くなってくるがタイヤライフが尽きてきた各チームがピットイン。1号車、37号車、6号車のレクサス3台での首位争いに戻る。

                          土曜日から続く、SUGOのドラマは此処から激しい展開を見せる。
                          レースが残り15周となった所でまたも天候が崩れだし、コースの一部で

                          激しい雨が降り始める。各車コーナーごとにマシンをスライドさせている状況になるも、残り周回数を考えるとトップ勢はこの段階でタイヤを変える事に大きなリスクがありどのチームも動けず膠着状態が続く。

                          しかしたまらず3位を走る6号車がピットに飛び込み、それを待っていたかのようにいくつかのチームがタイヤチェンジをするためにピットインをしていく。
                          首位1号車は後続とのギャップが大きくあり、同じタイヤのままコース上に。
                          2番手から優勝を狙う37号車KeePer TOM'Sは1号車がピットインかミスをする最後のチャンスに賭け、同じようにスリックタイヤのままひたすら我慢の走りを続けた。

                          その間37号車もスピンを喫し、タイヤを変えハイペースで3番手以下が迫ってくる辛い展開が続き、ひたすらチャンスを待ち続けるがトップを行くベテラン立川にミスが発生せず、前半戦最後のレースは惜しくも2位表彰台という結果となった。

                          この結果、チャンピオンシップで首位を奪還した37号車KeePer TOM'は8月、灼熱の富士、鈴鹿決戦へ挑んでいく。

                          GT500 RESULT:決勝レース結果

                          Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                          1 1 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/平手 晃平 1:47'49.984 79
                          2 37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔/A・カルダレッリ 1'20.016 79
                          3 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/金石 年弘 1Lap 78
                          4 36 PETRONAS TOM'S RC F J・ロシター/平川 亮 1Lap 78
                          5 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 1Lap 78
                          6 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦 宏明/O・ジャービス 1Lap 78
                          7 46 S Road MOLA GT-R 本山 哲/柳田 真孝 1Lap 78
                          8 18 ウイダー モデューロ NSX 山本 尚貴/F・マコヴィッキ 1Lap 78
                          9 12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 2Lap 78
                          10 24 D'station ADVAN GT-R M・クルム/佐々木 大樹 2Lap 78

                           
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