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                            第7戦:苦しむ中、タイヤ無交換作戦が当たり4位入賞 「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」
                             

                            2014 SUPER GT 第7戦 「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」Chang International Circuit(Thai)

                            決勝:10月5日(日)コースコンディション:Dry
                             

                            秋の気配漂う日本を離れ、SUPER GT 第7戦は常夏の国タイのブリーラムにある"チャン インターナショナル サーキット"での開催となった。8月に完成した生まれたてのサーキットで、今大会が"こけら落とし"となる。SUPER GTとしても初開催となるタイ大会には7万5千人に及ぶ観客が詰めかけ、"Made in Japan"のレースに酔いしれた。
                             

                            今大会から各車両に課せられたウェイトハンデが半分にはなったものの、KeePer TOM'S RC Fは燃料リストリクターが残ったままの戦いとなり、厳しい状況が続いていた。LEXUS勢としても金曜日午後のフリー走行から始まり、土曜日の予選まで上位に食い込む事が出来ず、結局KeePer TOM'S RC Fも13番グリッドから66周のレーススタートとなった。

                             

                            レース前半:序盤の混乱に巻き込まれながらも順調に順位を上げる


                            空は薄い雲に覆われつつもドライコンディションのままスタート。スタートドライバーはアンドレア・カルダレッリ。まずはオープニングラップで2台をかわし、5周目に39号車のコースアウト等もあり10位までポジションを上げるも、早い周回からGT300車両の追い抜きが始まった為か各車両が入り交じり、最終的に14位にまでポジションを落とす。その混乱も徐々に落ち着き、KeePer TOM'S RC Fも他車に引けを取らないラップタイムで周回を重ね、我慢のドライビングを続ける。
                             

                            新しく出来たサーキットの路面特性とコースレイアウトもあってか、抜きどころが非常に少ない中GT300車両を利用して早い周回で徐々に順位を上げて行き、16周目に17号車のスピンもあって10位に順位を戻す。トップ集団は金曜日のフリー走行から好調だったGT-R勢が独占し、46号車の独走状態が続いていた。
                             

                            26周を終え、KeePer TOM’S RC Fは19号車と100号車の7位争いのグループに少しづつ近づいて行く。この辺りから各車両のドライバーチェンジの為のピットインが始まり、また100号車がGT300車両との接触によるドライブスルーペナルティーもあって34周目に3位にまでポジションを上げた。各車ドライバー交代が終わる中、アンドレア・カルダレッリ選手のドライビングが続き、39週目に伊藤 大輔選手にドライバーチェンジ!

                            レース後半:ピット作戦が大成功を収める。


                            ここでTOM'Sは36と37号車に対してドライバーチェンジの際、少しでもピット作業の時間を短くする為にタイヤの交換を行わず、1セットのタイヤで最後まで走り切る作戦に打って出た。抜きどころの少ないサーキットの為、ピット時間の短縮が順位に大きく影響すると読んでいた。実はこの作戦、決勝前のフリー走行の際にレースの長さと同等の距離を1セットのタイヤで走行し予め戦闘力の確認がなされていた。つまり今回のタイヤ無交換作戦は賭けでも何でもなく、レースの状況によって選択された理論だった作戦であった。

                             

                            この作戦が大成功を収め、とうとう42周目にKeePer PC Fがトップに踊り出る!!しかしタイヤ交換を行いペースの上がっている46号車からの激しいプッシュを受け、44周目にトップを明け渡す。さらに同じ作戦をとった36号車にも燃料リストリクターの影響もあってか2位を譲る結果になった。しかしトップを走行していた46号車にトラブルが発生した為かペースを落としそのままリタイアとなり2位に順位をあげる。
                             

                            残り9周、同じレクサス勢での1-2体制を維持しつつ周回を重ねるも、徐々に24号車と12号車の3位グループを形成してる日産勢が差を詰め、残り8周に24号車に、残り5周12号車にかわされてしまい4位までポジションを下げる。なんとかそのポジションをキープし4位フィニッシュとなった。
                             

                            チャンピオンシップもトップの36号車ジェームス・ロシター選手(中嶋 一貴選手は第2.3戦目を欠場)を3ポイント差で追う2位をキープ。次戦もてぎではノーハンデのガチンコ勝負で最終決戦に良い流れを持って望む。

                            GT500 RESULT:決勝レース結果

                            Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                            1 36 PETRONAS TOM'S RC F J・ロシター/中嶋 一貴 1:37'58.987 66
                            2 24 D'station ADVAN GT-R ミハエル・クルム/佐々木 大樹 1.980 66
                            3 12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 6.689 66
                            4 37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔/A・カルダレッリ 16.463 66
                            5 18 ウイダー モデューロ NSX 山本 尚貴/F・マコヴィッキ 33.849 66
                            6 19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪 寿一/関口 雄飛 35.130 66
                            7 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦 宏明/O・ジャービス 1'06.957 66
                            8 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮 卓史/武藤 英紀 1'08.424 66
                            9 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 1'10.954 66
                            10 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/R・クインタレッリ 1'13.327 66

                             
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