SUBARU BRZ GT300、開幕戦は13位フィニッシュ
AUTOBACS SUPER GT Round 1 Race Report
開催日 2025 年4 月12 日(土)〜4 月13 日(日)
開催地 岡山国際サーキット(岡山県)
レース 3.703km x 82 周 参加台数 : 28 台(GT300)
天候 12 日(土) :晴れ 13 日(日) :雨・曇り 観客数 :2 万3200 人
SUPER GT2025は岡山県美作市の岡山国際サーキットで4月12日(土)、13日(日)に開幕しました。
土曜日は晴れ、日曜日は肌寒い雨という天候の中延2万3200人のSUPER GTファンが集まりました。
今季はニューマシンとなり、アップデートされたBRZ GT300にはシリーズチャンピオンへの期待が膨らみます。
これまで多くのテストをこなし、新車ゆえの課題も解決しながら開幕戦に辿り着きました。
土曜日の午前に行われる公式練習ではマシンに振動が出る問題が起こり、午後の予選が心配されましたが、
予選開始までのインターバルで、その原因は解明でき、対策も無事済ませました。
【予選】 Q1は井口卓人が走り8番手でQ2に進出しました。
Q2を走った山内は計測3周目に1分24秒579を出しトップに立ちますが、ライバルも速く予選は3位となりました。
【決勝】 決勝レース前に行なわれるウォームアップ走行はヘビーレインでした。
各チームとも雨用のセッティングはできていませんが、SUBARU BRZ GT300は井口卓人がマシンの確認をします。
井口は順調に走行し、全体トップタイムをマークする速さを雨の中で見せました。
決勝レースは雨の中、セーフティカー(SC)の先導で始まり、スタート直後にGT500クラスのマシンが複数台絡むクラッシュ、
赤旗中断という展開となりました。
再スタート後もコースアウトするマシンが多く、SCやフルコースイエロー(FCY)になるケースが頻発しました。
そうした荒れたコンディションながら井口は3位をキープします。
ドライバー交代が許されるミニマム周回数が近づく頃、井口のタイヤは摩耗が激しくなり、ペースが維持できなくなりました。
井口は5位へ後退して山内と交代します。
山内のスティントでは、レース中盤から終盤にかけて、スリックタイヤへ交換するチームも出始め、
路面にはドライパッチが現れ始めます。
山内は53周を終えた時点でピットに入りスリックタイヤに交換します。
そしてラスト10周で再びセーフティカーが導入され、レース再開後は10ラップのスプリントレースの様相となり、
山内は最終ラップで8位に順位を上げ、最終コーナーを抜ければチェッカーという場面で後続のマシンにプッシュされ、
痛恨のスピンを喫してしまいました。
山内は再スタートさせ14位でゴール。
その後、上位車が1台失格となり、BRZ R&D SPORTのリザルトは13位に繰り上げとなりました。
【小澤総監督のコメント】
「残念ながらトップ10に残れませんでした。でも速さは見えたレースだったと思います。
今日の戦略を振り返ると雨のコンディションでタイヤ選択の違いから順位の入れ替えが激しいレースでしたが、
最後は8位に戻っていたので、十分競えるマシンになったと思います。
ただ、残念な結果になってしまったので、これを糧に次のレースでいい結果が残せるように頑張っていきたいと思います」
次戦は5月3日(土)、4日(日)に富士スピードウェイで「FUJI GT 3 Hours RACE」が開催されます。
得意な富士スピードウェイでのレース、次戦こそSUBARU BRZ GT300の表彰台にご期待ください。