RACES

2023 series
    2022 series
      2021 series
        2020 series
          2019 series
            2018 series
              2017 series
                2016 series
                  2015 series
                    2014 series
                      2013 series
                        一時はトップ走行も天候に翻弄され4位、最終戦に大逆転チャンピオンを狙う 

                         

                         

                        オートポリス大会での激走の記憶も冷めやらず、迎えたスーパーGT第7戦「SUGO GT 300KM RACE」が宮城県のスポーツランド菅生サーキットにて開催された。

                        前日に行われた予選では、ウエイトハンディは半分になったが、ランキング2位を維持しているKeePer 37号車にとっては引き続き苦しい予選となることが予測された、今回はQ1を担当した平川亮が抜群のタイムアタックで全体の4番手タイムでQ2進出を果たすと、自らQ2のドライブを志願したニック・キャシディーも同じく4番手タイムを叩き出し決勝レースを2列目の4番グリッドからスタートすることになった。

                         

                         

                        迎えた決勝レース当日、雨の予報ではあるものの、午前中は時折薄日が差すような天候、予報では雨は降るもののそれほど多く降るという感じでは無さそうであったのだが・・・

                        レーススタート進行が始まり、ウォームアップ走行を終え全車グリッド着き間もなくレーススタートになるタイミングで細かい雨が降り始める、スタート直前のグリッドはタイヤを交換するチームが続出し一時騒然となる、一部ドライタイヤを選択したマシンもあり今後の天候によって順位が大きく変動する可能性も出てきた、突然の雨の為、コース上は非常に滑りやすいコンディションとなった為、オーガナイザーはセイフティーカースターを宣言、予定されていたパレードラップもキャンセルになった。

                         

                         

                        SCによる4周の先導走行の後レースがスタートとなった、ドライタイヤを選択したポールポジションのマシンと、エンジン交換ペナルティーの為ピットストップが決まっているチームメイトの36号車の2台を難なくパスしたKeePer37号車は正式にスタートの直後の5周目から2番手に順位を上げトップのNSXを追う展開となった、雨は予報とは大きく違い弱まる気配は無くドライタイヤでスタートしたマシンはウエットタイヤへの交換を余儀なくされてしまう。

                         

                         

                        3位以下を大きく離しトップを追うスタートドライバーのニック・キャシディーであったが思うようにタイムが上がらずなかなかトップに直後に付けないまま周回は続き、28周周回時に予定通りのピットイン、ドライバーを平川亮に交代し通常であればタイヤも交換するところ、コース上での1位マシンのオーバーテイクが難しいと判断したチームはタイヤ無交換でマシンを再びコースへ復帰させる作戦を選択した。

                         

                         

                        トップのマシンがルーティーンのピット作業を終えてコースに戻った周に2位にて走行していたKeePer37号車はタイヤ無交換の作戦が功を奏しトップのマシンを捉えると一気にオーバーテイク!

                        2位のマシンをどんどん引き離していったが、コースアウトのマシンが発生しセイフティーカー走行となってしまい、折角築いたマージンが無くなってしまった。

                         

                         

                        44周目にセイフティーカー走行が終了しレースが再開すると、路面に溜まった雨の量が増えてきた状況の中で、ミシュランタイヤとダンロップタイヤ装着マシンのタイムが一気に上がりKeePer37号車装着のBSタイヤ勢のタイムを大きく上回るタイムで追い上げられてしまう。タイヤのウエットコンディションとのマッチングにはいかに平川亮も抵抗むなしく4位迄順位をおとしてしまう。

                         

                         

                        レース終盤、雨量が減って来たものの上位には追い付けず4位のままレース終了、

                        ランキング1位のライバルの前でゴールし残り3戦の時点で16ポイントあった差を7ポイント差まで

                        詰め、最終戦を迎えることになった。

                        ページTOP