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                          RACE    2024 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE
                          DATE    予選︓2024年11⽉2⽇決勝︓2024年11⽉3⽇
                          CIRCUIT   モビリティリゾートもてぎ(栃⽊県)
                          WEATHER  予選︓⾬/ウェット決勝︓晴/ドライ
                          RESULT   公式練習︓2位予選︓9位決勝︓6位


                          シーズン残り2戦に迫った今年のSUPER GTシリーズ。

                          「2024 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE」は、予選⽇がまたしても⾬に左右されるという不安定な状況に。

                          そのなかでNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは予選9位からスタートを切り、粘りある戦いを⾒せて6位⼊賞を果たした。

                           

                          ◎予選⽇︓
                          ⾬の予報が出ていたもてぎ周辺。朝⼀番のサポートレースから完全なウエットコンディションとなり、SUPER GTの公式練習が始まる午前9時の時点でもその状況が変わることはなかった。

                          スタート早々からコースアウトした⾞両によって、セッションは⾚旗中断となり、その後も似たような状況が続くなど終始落ち着かない展開に。

                          よってウエットタイヤの性能チェックやセットアップなど、”やるべきこと”が思うように進まず、時間だけが過ぎていった。


                          開始からおよそ1時間、増えた⾬量のなかで1台の⾞両が停⽌し、4度の⾚旗が提⽰さ
                          れる。

                          ⼀⽅、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTはひと⾜先にセッション開始からドライブを担当していた⼭本尚貴選⼿がまず1分56秒488のチームベストを刻んで9番⼿につけており、この⾚旗を前にしてピットでのセットアップ⾏なっていた。

                          再開後には、新たに牧野任祐選⼿がコースイン。アウトラップを経て計測2周⽬のアタックラップで1分50秒292を刻み、トップへ。

                          だが、その直後には5回⽬の⾚旗が提⽰されてセッション中断に。結果、これをもって混⾛セッションが終了する。

                          その後、GT300クラスの専有⾛⾏が始まるも、強まる⾬脚に⾛⾏は難しく、スピンアウトする⾞両が出て⾚旗に。

                          結局GT300クラスだけでなく、予定されていたGT500クラスの専有⾛⾏もキャンセルに。

                          なお、混⾛セッション最後に64号⾞CIVICが最速タイムを更新したため、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTはセッションを2番⼿で終えることとなった。


                          降り続ける⾬に、公式練習後に予定されていたFCY(フルコースイエロー)テストもキャンセルとなり、午後からの予選セッションへの影響も⼼配されたが、ほどなくして⾬は⼩康状態へ。

                          お昼時間のピットウォークは無事に実施され、ドライバーふたりは束の間ではあったが、ファンとの交流を楽しんだ。

                          予選は午後2時にスタート。

                          まだ⾬は依然として降り続いている。

                          なお、今回のセッションはウエット宣⾔下で⾏なわれるため、装着するタイヤ本数には制限は設けられない。

                          Q1とQ2における各ドライバーのベストタイムを合算して、決勝のスターティンググリッドを確定する⽅式で進められた。


                          気温17度、路⾯温度19度ということもあり、GT300クラスから始まった予選は、⾬で冷えた路⾯に苦戦する⾞両も⾒受けられる状態。

                          このあと午後2時53分にはGT500クラスのQ1がスタート、牧野選⼿がNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTに乗り込みコースへと向かった。

                          ライバルよりも早めのタイミングでアタックを始めると、最初のアタックラップで1分50秒898をマークしてトップに⽴つ。

                          さらにもう1周アタックへと挑んで1分50秒445へとタイムアップ。

                          ライバルたちも⾃⼰ベストを刻む⾛りを⾒せたことで、最終的には6番⼿でQ1を終えた。

                          Q1終了からおよそ45分後の午後3時49分、Q2がスタート。

                          今度は⼭本選⼿がステアリングを握ることになる。

                          第6戦SUGO、第7戦オートポリスでは各チームベストタイムの結果をもってスターティンググリッドが確定する形であったため、合算タイムでのセッションは第4戦以来(第5戦は延期)となる。

                          Q1での牧野選⼿からのインフォメーションをもとにQ2へと臨むなか、残り3分強で1分49秒932のトップタイムをマークして流れを作ると、ラストアタックで⾃⼰ベストを更新する1分49秒897をマーク。

                          結果、Q1、Q2合算タイムによってNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは9番⼿から、翌⽇の300km決勝レースに挑むこととなった。

                          シリーズチャンピオン争いが佳境を迎えるなか、予選結果を受けて⼭本選⼿は「苦しいレースになりそうですが、がんばって追い上げたいと思います」、また牧野選⼿も「明⽇はドライコンディションになると思うので、お客様も快適にレースを⾒ていただけると思います。

                          なんとか追い上げられるようにがんばるので、応援よろしくお願いします」とふたり揃って闘志を内に秘めるようにコメントした。


                          今⼤会では、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのほか、ランキング争い中の2台がサクセスウェイトと燃料流量リストリクター径を1段階調整したものを使⽤して戦う。

                          特にランキングトップ⾞両とのポイント差をこれ以上広げず、最終戦へと持ち込みたいチームとしては、攻めの⾛りで好成績を狙っていきたいところだ。

                          ドライコンディションへと変われば、状況によって総体的にパワーバランスにも影響が出ることは間違いない。

                          そのなかでまずはミスなく与えられた仕事を完璧にこなし、結果を求めていきたい。

                           

                          ◎決勝⽇︓
                          前⽇、降り続けた⾬は夜には上がり、決勝を迎える⽇曜⽇は朝から雲ひとつない⻘空がサーキットを包みこんだ。

                          まぶしい⽇差しにも恵まれ、訪れたファンには絶好のレース観戦⽇和となったことだろう。


                          決勝は、レースウィーク初のドライコンディションで⾏なわれるため、まず午前11時30分からのウォームアップ⾛⾏では、20分という短い時間のなかで各チームとも慌ただしく準備に勤しんだ。

                          ニュータイヤの⽪むきやフィーリングチェックはじめ、さまざまなメニューを次々とこなし、あっという間にセッションが終了。

                          スタート進⾏へと切り替わる。

                          冷たい⾵が吹いて⼊るが、強い⽇差しもあって、気温は22度、路⾯温度は31度まで上昇。

                          ようやく秋らしいコンディションとなるなかでついに決戦の⽕蓋が切って落
                          とされた。


                          No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTの第1スティントを務めるのは、牧野選⼿。

                          ポジションキープのままオープニングラップを終えて周回を重ねるなか、早速6周⽬にGT300⾞両のスロー⾛⾏を受け、FCY(フルコースイエロー)が導⼊。

                          およそ3分後にリスタートするも、間髪容れず2度⽬のFCYとなり、落ち着きのない序盤となる。

                          また、そのなかで上位の1台にトラブルが発⽣し、ピットイン。労せずにポジションがひとつ上がって8位となった。

                          15周を過ぎ、タイヤにもしっかりと熱が⼊ると、前後⾞両との間隔が詰まって攻防戦に。

                          ただ、ストップ&Üーのレイアウトをもつもてぎゆえ、逆転劇に持ち込むのは容易ではない。

                          しかもレースウィーク初のスリックタイヤでの戦いということも影響してか、今回はどのチームも似通った戦略をとったと思われ、22周終わりを境にして⼀気にルーティンのピットインが始まる。

                          No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは23周終わりにピットへと戻り、牧野選⼿から⼭本選⼿へと交代、給油とタイヤ交換を⾏ないコースへと復帰する。

                          また、24周終了時にはコース上のGT500全⾞が作業を完了し、残り3分の2での第2スティントの幕が上がった。

                           

                          6番⼿の位置から追い上げを開始した⼭本選⼿。

                          ⽬前には39号⾞Supra、後⽅には14号⾞Supraと、他メーカーに挟まれる形で周回を重ねる。

                          さらには他⾞も含めて全7台がひとつの線のようになっての攻防戦を展開していたが、その流れに動きを与えたのが、44周⽬に導⼊されたFCYだった。

                          GT300クラス⾞両がトラブルにより1コーナーを直進し、3度⽬のFCY導⼊に。

                          だが、そのリスタートに合わせて背後の14号⾞が90度コーナーで先⾏。No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは7番⼿に後退した。


                          ところが、のちに14号⾞がトラブルかスロー⾛⾏でピットへ。⼭本選⼿は再び6位で⾛⾏を続けたが、終盤を迎える頃には前後⾞両との差が広がり単独⾛⾏に。

                          結果、膠着状態ままチェッカーを迎えている。


                          6位で戦いを終えたNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT。加点ポイントにより、56点で最終戦を迎える。

                          ⼀⽅、ランキング争いでは、暫定トップの36号⾞が予選3位から優勝し、ポイントを74点へと伸ばしている。

                          いよいよノーウェイトでの戦い、しかもお膝元である鈴⿅でCIVIC TYPE R-GTとしての初タイトルを狙う⼀戦だけに、パーフェクトウィンが必須。

                          極めて⾼いハードルではあるが、だからこそ臨み甲斐があるというもの。

                          鈴⿅に向けてあらためてチームがひとつとなり、厳しい条件に全⾝全霊で挑むことになる。

                          シーズン集⼤成として、粉⾻砕⾝で取り組みたい。

                           

                           

                          レース全般を通じてクルマのペースも良かったのですが、防戦するシーンがどうしても多くなってしまいました。

                          ドライバーも頑張ってよく踏ん張ってくれたと思います。

                          ただ、⼀番のライバルである36号⾞が優勝したため、ポイント差が2点から18点まで広がってしまいました。

                          ランキング的にはまだ2位ですが、最終戦の鈴⿅は必勝態勢となり、予選から⼤量得点を取らないとチャンピオンは難しい状態です。

                           

                          決勝グリッドからポジションを3つあげることができましたが、(タイトルを争う)ライバルの36号⾞が優勝したので、かなりポイントが離れてしまいました。


                          担当したセカンドスティントでは、タイヤのピックアップが酷くてペースを落としてしまったのですが、最後はまた盛り返していいペースで⾛ることができました。良かった部分もあるだけに、悔しいレースになってしまいました。

                           

                           

                          最終戦で勝って終われるようにしたいですね。

                          今シーズンは表彰台(第1戦3位、第4戦2位)がありますが、まだ優勝できていないので、シンプルに優勝⽬指してがんばりたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。

                           

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