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                          KeePer TOM'S RC F開幕戦で2位表彰台を獲得 Rd.1 「OKAYAMA GT300KM RACE」
                           

                          2016 SUPER GT 第1戦 「OKAYAMA GT 300KM RACE」岡山国際サーキット

                          決勝:4月10日(日)コースコンディション:Dry

                           

                           

                          うす曇りの中、時より柔らかな春の日差しが差し込み、この時期にしては暖かい気温20℃、路面温度26℃で迎えた岡山県の岡山国際サーキット。2016年スーパーGTレースの開幕戦「GT300kmレース(82周)」が開幕した。

                           

                           

                          予選でPPを獲得。決勝もトップで走行スタート!

                           

                          前日行われた公式予選で見事ポールポジションを獲得したKeePer TOM'S RC F 37号車は、全車がスターティンググリッドについた後、悠然とコースを周回し出場する他のマシンの間を抜けポールポジションの位置についた。
                          岡山県警白バイ隊先導のパレードラップの後、いよいよ2016年スーパーGTレースのフォーメーションラップがスタート、隊列が整った翌週ローリングスタートからシグナルグリーンが点灯し、スタートが切られた。抜群のスタートで見事第1コーナーをトップで通過したスターティングドライバーのジェームス・ロシター選手は2周目、3周目と徐々に2位との差を広げ14周終了時には2位のLEXUS 6号車に対し4、5秒の差をつけトップを快走した。
                          順調にトップを走行していたKeePer TOM’S 37号車であったが、後方では27周終了時に2位のLEXUS 6号車を、昨年度シリーズチャンピオンのGTR1号車がパスすると、トップのKeePer TOM’S RC Fより毎周約1秒以上早いタイムで迫ってきた、LEXUS6号車に対し6秒以上あったマージンは一気に無くなり34周終了時には1.4秒後方にまで迫ってきた。
                          KeePer TOM’S RC Fは36周目に予定通りピットイン。タイヤ交換と給油を完了し、ドライバーも昨日のポールポジションの立役者である平川亮選手にステアリングを託し再スタート。

                           

                          猛然と迫る強敵の追撃をかわし、可能な限りの速さで2位を死守


                          その後GTR1号車が39周目にピットインすると、次々にGT500車両のマシンがルーティーンのピットに入り、全車がピットストップを終えた時点でGTR1号車にラップタイムの速さで逆転を許し、トップの座を明け渡してしまっていた。
                          1位と4位にGTR+ミシュランタイヤ、2位と3位にLEXUS+ブリヂストンタイヤ、この時点で優勝争いはほぼこの4台に絞られた。猛然とGTR1号車を追走する平川選手であったが、その差はなかなか縮まらないとごろか徐々に引き離されてしまう。
                          レース中盤に入った52周目には、4位のGTR46号車が3位のLEXUS6号車を抜き3位に浮上すると徐々にKeePer TOM’S RC Fに迫ってきた。1秒以上速いタイムでGTR46号車が後方から迫ってきても平川選手は落ち着いて、現状出来る限り最大の速さで走行を続けた。
                          レース終盤の73周目にはGTR46号車が0.6差にまでKeePer TOM’S RC Fの背後に接近、そこから82周のレース終了まではラップタイムで勝るGTR46号車の追撃を巧みなドライビングテクニックでかわし、開幕戦を見事2位でフィニッシュ。今年から導入されたポールポジション獲得の1ポイントと開幕戦2位の15ポイントを合わせ、16ポイントを獲得した。

                           

                            ジェームス・ロシター

                            「ポールポジションからトップを快走する気分は最高だった。マシンもタイヤの調子も良く、タイヤが温まり次第ファステストタイムを叩き出すことが出来た。GT300クラスのマシンをパスする際にタイムを落としてしまうことはあったけれど、トップを維持したまま亮(平川)にバトンタッチすることが出来た。優勝は出来なかったけれど、速さを示せた。開幕戦2位は悪くない結果と納得している」
                           
                            平川亮
                            「勝てなくて悔しい。コースに復帰して2位。そこから何とか追い上げたかったのですが、GT300クラスのマシンをパスするときにラインを外すとどうしてもコース上のタイヤカスを拾ってしまって、タイヤのトレッドが接地していないような感触でチョット辛い走行でした。終盤GT-Rが迫って来ましたが自分の走りに徹すれば抜かれないと思っていたので、最後まで順位をKeePすることが出来ました」

                           

                           

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