SUPER GT 2024の開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が
4月13日(土)、14日(日)に、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行なわれました。
GT300クラスには27台のエントリーがあり、
SUBARU BRZ GT300のドライバーは今季も井口卓人、山内英輝の2名です。
そしてスポーティングルールでリザーブドライバー制度ができ、
これまでオーディション・ドライバーだった奥本隼士選手が登録されました。
またレースルールも一部変更があります。今季はカーボンニュートラル燃料を50%の混合で使用することになりました。
またタイヤの持ち込みセット数も削減され、300kmレースではこれまでの5セットから4セットになりました。
さらに予選方式も変更され、Q1、Q2予選の合算タイムで順位を決める方式となりました。
こうした多くの変更に対し、チームはオフシーズンから対策に取り組み、シリーズチャンピオン奪還のシーズンに位置付けて挑みます。
【予選】
さて、ここ数年の開幕戦は寒さと雨という荒天の印象ですが、2024年の開幕は夏を思わせる気温と晴天に恵まれました。
Q1予選は山内が走ります。参加27台をA組14台、B組13台に振り分け、山内はA組をトップタイムで通過しました。
続くQ2予選では各組上位8台によるグループ1の16台と残りの11台がグループ2に分けられ、井口はQ2のグループ1で走りました。
ドライバー二人の合算では予選3位となり、セカンドローからの決勝ということになりました。
【決勝】
スタートドライバーは井口卓人です。井口はスタートしてから十数周は3番手をキープし、1、2秒の差で追いかけます。
しかし、ドライバー交代が許可されるミニマム周回数までは、あと10周ほど必要なタイミングでタイヤのグリップダウンが始まりました。
井口は前の2台を追いかけるより、コースから飛び出さないようにするのが精一杯な状況に変わりました。
山内は5番手でマシンを受け取り、タイヤ交換と燃料給油を素早く行なうものの、コース上では大きく順位を落とすことになります。
しかし山内はニュータイヤを装着したことで、周回をするごとに順位を戻し、すぐさま12位まで回復しますが、その先は容易には挽回できません。
各マシンともタイヤ交換と給油をしており、
条件としてはイコールコンディションなので、真っ向勝負になるわけです。
それでも山内は4台を交わし8位までポジションアップします。
気迫ある攻めの走りで上位を目指していた時、先行するマシンに接触するアクシデントがあり、ドライブスルーペナルティを受けることになりました。
そして数周後にはエンジンルームから煙が立ち上がりピットに戻ってレースを終了しました。
小澤正弘総監督のコメント 「接触した時の影響で補器類にトラブルが出てしまいました。
レースでは最初のスティントでタイヤが想定より早く限界が来てしまい、そこでのロスがもったいなかったですね。
今季は全レースでポイント獲得を目指しましたが、予選3位のポイントにとどまり申し訳ありません」
次戦は5月3日(金)、4日(土)に富士スピードウェイで
「FUJI GT 3 Hours RACE」が開催されます。
次戦こそ、相性のいい富士でSUBARU BRZ GT300の表彰台にご期待ください。