SUBARU BRZ GT300はマシントラブルでリタイヤ
AUTOBACKS SUPER GT Round 3 Race Report
開催日 2024 年6 月1 日(土)〜6 月2 日(日)
開催地 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
レース 5.807km x 3 時間 参加台数 : 27 台(GT300)
天候 1 日(土) : 晴れ 2 日(日) :曇り 観客数 :4 万2,500 人
SUPER GTシリーズ第3戦「SUZUKA GT 3Hours RACE」の決勝レースが6月2日(日)に開催されました。
SUBARU BRZ GT300を駆る井口卓人/山内英輝は予選で2番手を獲得し、フロントロウから優勝を目指してレースに臨みます。
天候は快晴に恵まれ暑さを感じさせた前日から一転、時おり雨が降る涼しさのなかでの開催となりました。
【予選】 SUBARU BRZ GT300は予選Q1のB組に割り当てられました。
前戦に引き続きQ1を担当する井口は丁寧にウォームアップを行い、3周目にアタック。
井口は1分58秒650という暫定トップタイムをマークし、タイヤを温存するため早々にピットに引き上げました。
セッション終了間際にタイムが更新され、SUBARU BRZ GT300は2番手となったものの、上位グループであるQ2グループ1に入りました。
Q2を担当した山内は好パフォーマンスを発揮し、予選Q2で早々に暫定トップタイムをマークする速さを披露。
しかし合算タイムではライバルが上まわる結果となり、2番手グリッドから勝利を狙います。
【決勝】 レースは1時30分にスタート。
フロントロウスタートの山内は2番手のポジションを維持して周回を重ねていきますが、
ストレートスピードに勝るライバルにかわされ3 番手に後退。
その後も順位を死守しながら、レース開始後約1 時間で29 周終了後にピットイン。
タイヤ4本を交換し、給油を行ったのち再びコースに戻って行きます。
レース前に小澤正弘総監督が「タイヤ無交換作戦を採るライバルとの差は詰められる」と語っていたとおり、山内はフレッシュなタイヤを活かして好ペースを保ちながら着実にポジションを取り戻していきます。
44 周目には、ヘアピンコーナーの立ち上がりでタイヤ無交換作戦のライバルをオーバーテイクし、表彰台圏内の3 番手に浮上。
レース後半に向けてよい流れを作れているように見えた矢先、突然のマシントラブルが山内を襲いました。
47 周目、駆動を失ったSUBARU BRZ GT300 は、ヘアピン立ち上がりイン側の芝生に力なく停車。
チームはリタイアを余儀なくされました。
小澤正弘総監督 「応援してくださったファンの皆さまに申し訳ない結果となってしまいました。
まだ正確な原因は分かりませんが、クルマがまったく動かなくなってしまったので、駆動系に原因があると考えています。
結果は残せなかったものの、週末を通じて、チームが目指している方向性は間違っていなかったと感じています。
ライバルとの関係を相対的に見れば、いい方向に進んでいると思います。
これからは夏場の暑い時期のレースとなりますが、私たちの使うダンロップタイヤにとっては得意なところで、
ここでポイントを稼いでいくしかないと思っています。
夏場の富士・鈴鹿・SUGOは得意なコースなので、それをターゲットにいいクルマを作っていきたいです。
まず次戦の富士ではしっかりと戦ってリザルトを残していきたいと思っていますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
次戦のSUPER GT 第4 戦は8 月3 日(土)、4 日(日)に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されます。
序盤3 戦での悔しい想いを払拭し、心機一転・チーム一丸となって戦うSUBARU BRZ GT300 にご注目ください。