RACE 2025 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJI GT SPRINT RACE
DATE 決勝レース1:2025年8月2日 決勝レース2:2024年8月3日
CIRCUIT 富士スピードウェイ(静岡県)
WEATHER 決勝レース1(予選):晴/ドライ
決勝レース1(決勝):曇・雨/ドライ
決勝レース2(予選):晴/ドライ
決勝レース2(決勝):曇/ドライ
RESULT 決勝レース1 公式練習:4位 予選:7位 決勝:7位
決勝レース2 公式練習:11位 予選:13位 決勝:12位

◎8月2日:Race1
初日のRace1は、GT300クラスとの混走による35周による戦い。
まず、午前8時30分から公式練習が始まり、GT300クラスとの混走、そして終盤にはGT500クラス専有のセッションを走行し、その後の予選、そして午後からのスプリントレースに向けて準備を進めることになった。
第3戦までの結果によって搭載してきたサクセスウェイトを一旦下ろし、今回は開幕戦以来となるノーウェイトで戦う。加えて決勝では給油やタイヤ交換のピット作業も不要で、当然ながらドライバー交代もないフォーマットのため、初日の全セッションを牧野選手がひとりで担う。
牧野選手は、公式練習でGT300クラスとの混走中に6番手タイムを刻む。
その後の GT500クラス専有時に1分28秒252まで縮めて4番手となった。そしてお昼過ぎの12時10分から始まった10分間の計時予選では、気温34度、路面温度59度という厳しい条件の下、アタックを決めて暫定2番手へ。
だが、その後チェッカーを受けた車両がこれを上回り、最終的に7番手から決勝に挑むこととなった。
慌ただしく時間が過ぎるなか、午後3時15分に35周の戦いがスタート。
気温34度、路面温度56度と依然としてタフなコンディションで幕を開けた戦いは、オープニングラップから思わぬ展開が待ち受けた。
コカ·コーラコーナーの進入時に並走していた 14号車Supraがスピンを喫し、クラッシュ。
牧野選手はポジションキープでこのまま周回を続けたが、レースはこれを受けてセーフティカーが導入された。

レースは5周終了をもってリスタート。
SC明けでコンディションの変化が影響したのか、ペースが伸びずポジションをひとつ下げてしまう。
また、レース折り返し前後にはパラパラと雨が降り始め、不安定な状態に。
ただ、大きく崩れることもなく、 レース自体も攻防のチャンスに繋がるような大きな変化がなかったため、
チェッカーまで粛々と周回を重ねて35周の戦いを終えることになった。
結果、牧野選手は8番手でチェッカー。
だが、前方車両がタイムペナルティの対象となってフィニッシュタイムに加算されたため、最終的には7位入賞となった。

◎8月3日:Race2
2日目のRace2は、GT500クラスによる50分の時間レースとして開催され、
山本選手がNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTのステアリングを握った。
初日よりもやや薄曇りの朝ではあったが、気温29度、路面温度40度、湿度が高く蒸し暑さを感じるなかで、まず公式練習がスタート。
山本選手はGT500クラスの専有走行時に自己ベストタイムを更新し、1分28秒476のタイムで11番手につけた。

公式練習からおよそ2時間後の午前11時30分、GT500クラスの予選が始まる。
10分間の計時予選だが、各車コースインし始めたのは、残り時間5分前後のタイミングだった。
気温33度、路面温度49度のなか、山本選手は1分28秒683をマークし、決勝は13番手からスタートを切ることとなった。
Race2は、GT300、GT500両クラスが単独でのレースを開催するため、GT500クラスの決勝スタートは午後4時50分。
普段のシリーズ戦と比較しても、ずいぶんと遅い時間での幕開けとなる。
気温は29度まで下がり、また路面温度も38度と朝の専有走行よりかなり低いコンディションになった一方で、上空がにわかに曇りはじめ、灰色の雲に覆い尽くされた。

フォーメーションラップ2周後に50分間レースがスタート。
チームによって選択したタイヤの違いもあってか、山本選手はオープニングラップで最後尾にドロップ。
だが、タイヤが発動しはじめると、前方車両に迫り、逆転を果たす。
レース序盤は混戦模様が続き、自身のペースを確保するのが難しい状態。
さらにレース折り返しを迎えると、タイヤパフォーマンスの影響か、各車のペースが乱れ始め依然としてコース上は混戦が続いた。
終盤、眼の前を走る車両を追い立ててチェッカーを目指した山本選手だったが、惜しくも逆転には至らず、13位でフィニッシュ。
しかし、前方の車両がタイムペナルティを受けたため、最終結果は12位となっている。
レースウィークを通して、車両別の戦略が明確となり、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTとしては、かなり厳しい戦いを強いられた第4戦富士。
チームはつねに出せる力を存分に引き出して奮闘したが、願う結果を手にすることはできなかった。
今大会後のランキングは依然としてホンダ勢トップではあるものの、5位に降格。続く鈴鹿戦まで3週間とインターバルも決して存分ではないが、戦う態勢を整え、新たな気持ちで臨みたい。


Race1は序盤に他車との接触もあり、うまくスピードが出せない展開となりました。
原因を探してクルマを見直し、Race2に挑 みたいと思っていました。
天候の不安もありましたが、うまく合わせ込んで臨めたらと思っていました。
しかし、残念ながら Race2ではポイントを獲ることができませ んでした。
今週末は、僕らが想像していたよりかなり厳しい結果となり、ホンダ勢全般に低迷した週末でした。
月末の鈴鹿戦が迫りますが、限りある時間のなかでチーム全力で取り組みます。
鈴鹿ではレースの最後にみんなで笑えるようにがんばります。
