SUBARU BRZ GT300、2 位表彰台で今季を締め括る
AUTOBACS SUPER GT Round 8 Race Report
開催日 2025 年 11 月 1 日(土)〜11 月 2 日(日)
開催地 モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)
レース 4.801km レース×63 周 参加台数 : 27 台(GT300)
天候 1 日(土):晴れ 2 日(日)晴れ時々くもり 観客数 50,000 人
2025年SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km GRAND FINAL」が11月1日(土)、2日(日)に、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は朝の公式練習から調子が良く、セットアップも順調に仕上がっていきます。
山内英輝は走り出してすぐにバランスが良いことがわかり、タイムも伸びていきます。
公式練習が始まってすぐに全体トップタイムを出し、また、ユーズドタイヤで走行する井口卓人も山内に次ぐ2番時計でBRZ GT300の好調さが伺えました。

【予選】 午後から始まるQ1予選のA組では井口が走行し、1分46秒048でトップタイムを計測します。
このタイムはB組トップよりも速く、井口はQ1を全体トップで通過しました。
つづくQ2予選で山内は、全てのセクターで全体ベストを出し1分45秒 192でトップに立ちました。
このタイムは誰にも破られることなく、2番手に1秒071という圧倒的な差をつけてポールポジションを獲得しました。
山内はこのポールポジション獲得で、16回目のポールとなり、現役ドライバー最多獲得回数を更新しました。
【決勝】 BRZ GT300にとってポールポジションからのスタートは理想の展開です。
スタートを担当した井口卓人は綺麗にホールショットを決め、1周目に戻ってきた時は、2位のマシンに0.987 秒の差をつけ、2周目には1.866秒と周回ごとに差を広げることに成功しました。
チームはドライバー交代を25周目付近に設定し、後続を引き離す作戦で展開しました。そしてほぼ予定どおりの27周目にピットインをし、山内英輝と交代しました。
山内は実質3位のポジションでコースに戻り、トップとは約10秒差になっています。
山内の追い上げは期待に応えるように、みるみるギャップを縮め、交代から10周程度で3.5秒ほどの差に縮めます。
しかし、そこからの追い上げは鈍くなります。レース後に聞けば、タイヤのグリップが落ちてしまい、厳しい状況だったということです。
それでも山内は2位争いの激しいバトルを制してチェッカーを受けました。
井口卓人は、「EJ20型エンジンの最後のレースで表彰台に登れて良かったです。
自分のスティントも予定通りの展開ができたのでよかったです」と語り、山内英輝は、
「交代した時はトップに追いつける手応えがあったのですが、途中路面コンディションが変わったのか、グリップが落ちて追いつけなくなってしまいました。
でも2位になれたのは、みなさんからの応援があったからだと思っています。ありがとうございました」
STI小澤正弘総監督のコメント 「EJ20型エンジンの花道を飾ることができてよかったです。山内もかなり厳しかったと思いますが、よくポジションを守ってくれました。
優勝できなかったことは悔しいですが、2位表彰台はみなさんからの応援が後押ししてくれたことは間違いありません。
今年1年、応援ありがとうございました。来年は新しいエンジンで戻ってきますので、引き続き応援をお願いします」
1年間、2025年のSUBARU BRZ GT300を応援していただきありがとうございました。
