2021年SUPER GTシリーズも2戦を残すのみとなった。
第7戦の舞台は、今シーズン2回目のツインリンクもてぎ。
前回は、7月に開催され、今回とは気温、路面温度のコンディションが大きく異なる。
土曜日最初の走行セッションである練習走行の段階から好調な滑り出しを見せた TGR TEAM KeePer TOM’S 37号車は、予選に向けてセットアップの確認、アジャスト、タイヤの選択を行い、このセッションを2番手で終えて、上位グリッド獲得は確実と思われた。
秋のコンディションとしては、暖かな予選セッションを迎えたが、37号車がチョイスしていたタイヤにとっては、グリップが十分に発動するには至らず、Q1を突破することができず12番手となってしまった。
練習走行時とコンディションは、ほぼ同じであったが、Q1の走行中のミスも重なり、6列目のグリッドから63周、300kmの決勝レースをスタートする。
●このレースでは、サクセスウエイトは、獲得ポイント× 1 となり、37号車は30kgを搭載。
●Super Formulaのレースを2戦経て、 SUPER GTでは今回が復帰2戦目となるサッシャ・フェネストラズだが、国内のフォーミュラとツーリングカーのトップカテゴリーの感覚を完全に取り戻しているように見受けられた。
●平川亮が練習走行で最初にステアリングを握りマシンセットアップとタイヤのチョイスを行った。フェネストラズが決勝に向けてのロングランを行い、練習セッション最後に好タイムをマークし、仕上がりは良かった。
●フェネストラズが復帰後初めてQ1を担当。
コースインしてすぐに練習走行の状況とタイヤのグリップが大きく異なることを感じた。
●アタックの周に3コーナー /4コーナー間でマシンが大きくスライドしてタイムロス。
トップ8に食い込めず、Q1 敗退となってしまった。
●平川は予選での走行チャンスはなかった。
予選日と同様、好天に恵まれた決勝日は、気温路面温度共に上昇して、TGR TEAM KeePer TOM’S 37号車にとっては嬉しいコンディションとなった。チョイスしているスタートタイヤとのマッチングの良さは、直前のウォームアップの時点で確認できていた。
予選上位のマシンがペナルティでグリッド降格となり、11番手から決勝をスタート。
序盤から順位アップすることに成功して10周までに7位へ上がっていた。しかし、9周目にGT300クラスのマシンと接触し、押し出す形となってしまった。この接触に対してドライブスルーペナルティが科せられ、14番手まで後退。
そこから再び追い上げて10位まで挽回したところでレースを終えた。
●サッシャ・フェネストラズがスタートドライバーを担当した。
●11番手から1周目で3台をパスしてホームストレートに帰ってきた。その後、もう一台パスして7位まで順位を上げた。
●7位に上がった周で、後ろから迫ってきていたGT Rの3号車がイン側に入って来た際、外側にいたGT300クラスのマシンと接触。GT300クラスの65号車がコースオフしてしまった。
●この接触によってドライブスルーペナルティを受けて、14位まで順位を下げてしまった。
●30周してドライバー交代。その時点でGT500クラス最後尾(14位)まで順位を下げてしまった。
●そこから順位を挽回し、57周目には10位までポジションアップを果たした。
●10位=1ポイントを獲得して最終戦を迎える。