2022年のSUPER GTの開幕戦は、例年通りに岡山国際サーキットで行われた。
快晴のドライコンディションで迎えた予選は、風が冷たく、気温は予想されたほど上がらなかった。
TGR TEAM KeePer TOM’S37号車は、サッシャ・フェネストラズと宮田莉朋の共に22歳コンビで今シーズンを戦う。
昨年ポールポジションを獲得しているこの岡山で、今年もと臨んだ予選であったが、
予想外の結果で終えることとなってしまった。
午前中の練習走行を終え、午後の予選の準備を整えて、Q1にフェネストラズがコースイン。
トップ8台がQ2に進出する状況の中で予想外の苦戦を強いられ、Q1を突破することができなかった。
トップから僅か0.7秒及ばず13番手となり、翌日、日曜日の決勝はグリッド後方からスタートすることとなった。
●二人は共に22歳でGT500クラスの中では最年少コンビ。
●午前中に行われた練習走行では天候は晴れだったが、冷たい風が吹き、気温は15°Cまでしか上がらず、 路面温度は20°C前後。そのセッションでの順位は11番手。午後の予選では気温、路面温度が上昇することが予想され、順位アップを期待した。
●フェネストラズがQ1を担当した。目標のタイムは1分17秒台の前半だった。
●タイヤのウォームアップを終えてタイムアタックに入ったが、1分18秒を切って17秒台に突入するものの、 そこからタイムアップはできずに予選を終えてしまった。熾烈を極める予選争いでは、僅かな差でもグリッドの順位に結果として現れてしまう。
●宮田の予選走行のチャンスはなかった。
快晴の最高のコンディションで迎えた日曜日。
13番手の後方グリッドから2022年の開幕戦をスタートしたTGR TEAM KeePer TOM’S37号車は、
スタートでひとつ順位を落としてしまったが、その後2台をパスすることに成功した。
ドライバー交代 のピットインまでに12位となっていて、10位以内、ポイントゲット圏内が見えてきた。
ピットイン後は13番手まで順位を下げてし まったが、そこから再び順位アップし、11位でフィニッシュした。
ポイントゲットはならなかったが、レース終盤までペースを維持して、
セカンドスティントで各車がペースダウンする中、速さを示した。
8位争いを演じていた集団に加わっていただけに、
ポイントゲットが できなかった悔しさが残るシーズンスタートとなってしまった。
●フェネストラズがスタートドライバーを担当した。
●オープニングラップで日産Zの3号車の先行を許して14番手となった。
●接近戦の序盤、18周目にNSXの64号車、その3周後には、同じくSupraの19号車をパスして12位まで順位を挽回した。
●31周してドライバー交代のピットイン。
●宮田莉朋がレースに復帰した時には13位となっていた。
●52周目に12位。66周目に11位に順位を挽回。
●終盤路面温度が下がる状況となり、同じブリヂストンタイヤを装着する車のペースが遅れ始めた。
しかし、宮田は逆に ペースアップするほどの速さをを見せて前の集団を追った。10位、ポイントゲット圏内に入ることはできなかったが、トップ集団 以上のパフォーマンスを示してレースを終えることができた。