2019 SUPER GT 第3戦 「SUZUKA GT 300km RACE」鈴鹿サーキット
予選:2019 年 5 月 25 日(土)
決勝:2019 年 5 月 26 日(日)
5月にしては、記録的な暑さに見舞われた、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにて、
『スーパーGT 第3戦 SUZUKA GT300kmレース』が開催された。
開幕戦と前戦の2戦では、気まぐれな天候に翻弄され、結果を残せずウェイトは8kg。
例年であれば、ここからウエイトハンディに苦しんで来たチームにとって、
いつもとは違う流れの今シーズン。
シリーズを考えると、決して取りこぼしができない大事な大会をとなる。
朝の公式練習では、8位と若干不安なスタートではあった。
しかし、マシンの状態は良く、公式予選ではポールポジションを狙うべく
ニック・キャシディ選手がQ1、平川亮選手がQ2を担当。
ニック・キャシディ選手が、予選Q1を3番手で無事通過し、
Q2では平川亮選手が渾身のタイムアタックで、
見事トップタイムを叩き出し、ポールポジション獲得!
と、思われた直後、なんと0.013秒差で36号車に逆転され惜しくも2位!
ピット内は、トムスのワンツーで湧きつつも、
平川亮選手としては悔しさの残る予選となった。
迎えた決勝日、薄曇りではあるが真夏の陽気。
決勝もドライで行けそうで、選んでいるタイヤは、
オフシーズンに灼熱のセパンでテストを重ね、暑さに実績がある。
自信を持って、決勝に臨むことができた。
スタートドライバーは平川亮選手。
今回は、ニック・キャシディ選手が、自ら後半スティントを志願し、
チーム内でも検討の結果、このような戦略で決勝レースを戦うことになった。
地元、三重県警先導の元、パレードラップが行われた後、フォーメーションラップを経て、
いよいよ決勝レーススタート!
ハイペースでギャップを稼いでいく36号車に、しっかりついていくKeePer37号車。
他車のトラブルにより、セーフティーカーが17周目に入る。
その後、24周目にピットイン。
36号車が、1周前の23周目にピットイン。
同じく23周目でピットインした、6号車に先行を許してしまう。
ピットイン後、ニック・キャシディ選手がコースに復帰すると、
3位にポジションダウンをしてしまう。
冷えたタイヤでポジションを上げるべく、
ニック・キャシディ選手が、猛然と前を行くライバルに襲い掛かる。
一度は2位に上がったものの、勢い余ってオーバーランをしてしまい、ポジションダウン。
その後、3位を走行し、虎視眈々とライバルの背中を追う37号車であった。
レース終盤の残り4周。
第1コーナーで、ライバル6号車の背後に付けると、
GT300クラスのマシンをうまく使い、2位にポジションアップ!
ピット内も、ホスピタリティも一気に盛り上がり拍手喝采!
そのまま36号車に続き、2位でチェッカー!
トムスで、ワンツーフィニッシュを果たした。
悔しさも当然残るレースではあったが、
ライバルがすぐそばにいる戦いは、これからも続く。
次のラウンドは、得意とするタイ!
ここから、シーズンの巻き返しを図ります。