熱いシリーズ5戦目の富士500mileレース、
ひょっとしたらタイより暑いかも、と思わせるような酷暑の中
「スーパーGT第5戦 FUJI GT500mile」レースが静岡県の富士スピードウェイにて開催された。
5月にしては記録的な暑さだった第3戦鈴鹿大会。
いつも通り暑かった第4戦タイ大会、先週末から急激に暑くなり迎えた今大会。
シリーズランキング2位の代償であるウエイトハンディに加え、
燃料リストリクター(エンジンに供給されるガソリンの量を通常より少なくする装置)の装着で
重く、ストレートスピードも伸びない、我慢のレースかとわかってはいたものの、
その通りつらい予選となってしまった。
気温31度、路面温度40度で迎えた予選Q1、チャンスは1周しかない状況の中、
予選時間がスタートしても全車ピット前で待機、残り時間8分過ぎたころから徐々にマシンが
コースインし始める中、残り7分でKeePer37号車のステアリングを握る平川亮がコースイン、
ゆっくりとタイヤを温めながらタイムアタックを開始するが
健闘むなしく14番手にて予選終了、明日の決勝レースに挑むことになった。
昨日の薄曇りから一転、快晴で迎えた決勝レース、
気温33度、路面温度51度と前戦のタイより路面温度は高い中でのレーススタートとなった。
フォーメーションラップを経ていよいよ177周先のゴールを目指してレースがスタートした。
慌てず、じっくりと上位を狙うスタートドライバーのニック・キャシディーは、
20周目には11番手まで順位を上げてさらに上位を狙う中,39周 周回時に1回目のピットイン、
ドライバーを平川亮に交代し第2スティントへ向う、全車が1回目のピットストップを終えた
時点で、13番手と少し順位を落としたKeePer37号車であったが、52周 周回時には、
11番手迄順位をも挽回しさらに上位を狙う。
70周終了時点で徐々に2回目のピットインにマシンが出始めたが72周目にピットインを終えたマシンが100Rでクラッシュ。
FROの対応で回収を行っていた為、ピットインをせずに前がクリアになったタイミングで、
順位アップを狙い走行を続けたKeePer37号車であったが、
マシンの回収が思ったより捗らないのか74周目にSC(セーフティーカー)が導入され、
ピットインが出来なくなってしまう。
500クラスで唯一ピットインを遅らせていた為、SC走行が終了した時点でやっとピットインができ、
ドライバーを再びニック・キャシディに交代、SCのタイミングで500クラス最後尾迄落ちてしまう
ことになったが、SC明けに500クラスでアクシデントが続いた結果12位で2回目のピットストップを終えた。
3回目のピットストップマシンが出始める106周目にアクシデント発生、
マシンがピット入り口付近で停車し火災が発生!107周目にSCが導入される。
このタイミングでピットに入っていた6号車が唯一SC中にピットインを終えることができた。
112周周回時にSC走行が解除になりレーススタート、直後にKeePer37号車も3回目のピット作業を
行い、ドライバーは再び平川亮に交代しレーススタート、全車3回目のピットインを終了した時点で
10位まで順位を上げてさらに前を狙う。
絶好調の平川亮は120周終了時には9位に順位を上げさらに攻め続け、
134周目には6位に順位を上げ、最後のピットインに向って攻め続ける。
141周目に他のマシンより若干早めのピットインを行ったKeePer37号車は、チェッカーに向け、
ニック・キャシディが最後のスティントンに向かう。
全車ピットインを終えた時点で5位迄順位を上げたニック・キャシディは、ゴールに向けて全力で
プッシュし続ける、150周目にはライバルのトラブルで4位に順位を上げ表彰台獲得まで後1台に順位を上げる。
177周のレースであったが、SCが多く導入された為最大レース時間を超えてしまい
タイムレースとなり175周でレース終了。
14番手から10台抜きの4番手にてレース終了、シリーズランキングも2位をキープ!
残り3戦でシリーズチャンピオンを狙う。
次戦は、9月7日(土)・8日(日)に、大分県のオートポリスにてシリーズ第6戦が開催されます。