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                          SUGO GT 300km RACE
                          第6戦 スポーツランドSUGO
                          KeePer CERUMO GR Supra
                          #38⽯浦宏明/⼤湯都史樹
                          ◆9⽉22 ⽇(⽇) RACE
                          決勝結果 2位


                          荒天のなか公式予選がキャンセルされ、午前の公式練習でトップタイムをマークしていたことから、ひさびさのポールポジションを獲得することになったTGR TEAM KeePer CERUMO。

                          その好位置を優勝という結果に結びつけるべく、チームは万端の準備を整え9⽉22 ⽇(⽇)の決勝⽇を迎えた。

                          ただ、この⽇もスポーツランドSUGO は朝から強い⾬が降り続いており、午前のピットウォークも⼟砂降りのなか⾏われた。

                          レースは当初、午後0時からウォームアップ⾛⾏が、午後1時30 分から決勝レースが⾏われる予定だったが、昼ごろは⾬脚がまだまだ強い状況。

                          レースコントロールはリスケジュールを⾏ったが、その甲斐あって⾬は⼩康状態に。


                          午後1時からのウォームアップ⾛⾏時には少しずつコース上の⽔量が減ってきた。

                          迎えた午後2時22 分からの決勝レースはウエットコンディションで迎えたものの、GT300 クラスの中にはスリックタイヤを履く⾞両がいるほど、コースコンディションは好転していった。


                          そんな決勝に向けて、ポールポジションスタートとなったKeePer CERUMO GR Supraのスタートドライバーを務めたのは⽯浦宏明。

                          セーフティカースタートを経て4周⽬にレースの⽕ぶたが切って落とされたが、⽯浦は抜群のスタートを決め、リードを広げていった。


                          ⼀時は3秒ほどのマージンを築くなど、序盤は好調な⾛りをみせていた⽯浦だったが、
                          コース上が少しずつ乾きはじめてくると、異なるタイヤを履いたライバルたちがペースを
                          上げてきた。

                          逆に、KeePer CERUMO GR Supra が履くタイヤは少しずつコンディションから外れていき、

                          KeePer CERUMO GR Supra はなかなか⽯浦が思うように曲がらない状況に陥ってしまう。


                          14 周⽬、⽯浦の後⽅からは2番⼿だった#36 GR Supraが接近してくる。

                          ⽯浦はなんとかポジションを守ろうとするも、明らかにペースが異なる。

                          ハイポイントコーナーで⽯浦は#36 GR Supraの先⾏を許してしまうと、さらに#14 GR Supra、#12 Z NISMO GT500などに相次いでかわされてしまい4番⼿にポジションダウン。

                          その後も防戦⼀⽅な展開となってしまっていた。
                          そんななか、路⾯コンディションの好転にともない、GT300クラスの中でもスリックタイヤに交換するチームが現れ始めた。

                          ただスリックに換えたチームがアクシデントに⾒舞われてしまい、SP コーナー⽴ち上がりでコースサイドにストップしてしまう。

                          ここでレースは⼀度⽬のセーフティカーランとなった。


                          これが苦しい展開だったKeePer CERUMO GR Supra に味⽅する。

                          タイヤの状況がわずかに好転。

                          さらに上位と⼤きく離されない展開で⽯浦はレース中盤を迎えることになった。

                          32 周⽬のリスタート後も⽯浦の苦境は続いていたものの、それでも挽回のチャンスは残されていた。


                          チームはそんな展開を⾒ながら、慎重にピットインのタイミングと交換するタイヤの種類を検討していったが、いざ⽯浦を呼び戻そうかというタイミングで、GT300⾞両がレインボーコーナー⽴ち上がりでクラッシュしてしまった。


                          この処理のためにセーフティカーが導⼊されることが予想されたことから、ライバルたちと同様この機を逃さず、チームは⽯浦を呼び戻した。

                          続々とGT500 ⾞両がピットインするなか、TGR TEAM KeePer CERUMO は迅速な作業でスリックタイヤへ交換。

                          ⼤湯都史樹にKeePer CERUMO GR Supra のステアリングを託し、セーフティカーランの隊列に戻した。


                          セーフティカーラン前にピット作業を終えたチームの中で、KeePer CERUMO GR Supra の順位は8番⼿。

                          しかし⼤湯は、50周⽬のリスタートに全神経を集中させていた。

                          柔らかめのタイヤを履いていたこともあり、レースが再開されると⼀台、また⼀台とオーバーテイクを繰り返していく⼤湯はついに表彰台圏内まで順位を戻すと、前を⾏く#12 Z NISMO GT500に狙いを定めた。


                          ⼤湯は58 周⽬、まだまだスリッピーなコンディションのなか最終コーナー
                          で#12 Z NISMO GT500を豪快にオーバーテイク。

                          トップに⽴っていた#37 GR Supra とのギャップを縮めるべくプッシュを続けた。


                          ただ、⼤湯が履いていたのが柔らかめのタイヤだったことから、レース終盤少しずつ⼤湯のペースは鈍ってしまう。

                          それでもタイヤマネージメントを⾏いながら、時に#37 GR Supraとの差を縮めていく。


                          しかしトップを⾛る#37 GR Supraは快調なペースでレースのチェッカーまで⾛り切ることになり、⼤湯は2位でチェッカーを受けることになった。


                          KeePer CERUMO GR Supra の第6戦SUGO は、ポールポジションスタートか
                          らの2位という結果だった。


                          ポール・トゥ・ウインとはならなかったものの、多くのライバルが苦しむなかでしっかりと結果を残すことができたTGR TEAM KeePer CERUMO。

                          第4戦富⼠に続く今シーズン2回⽬の表彰台獲得だ。


                          これで⽯浦と⼤湯は、ドライバーランキングでも4位に浮上した。

                          シーズンも残りは3戦。

                          TGR TEAM KeePer CERUMO はさらなる⾼みを⽬指していく。

                          ドライバー/⽯浦宏明


                          「スタートから、ドライコンディションにチェンジオーバーするだろうという読みで、グリッドでタイヤ交換ができるギリギリのタイミングで、いちばん硬めのレインタイヤに交換して決勝に臨みましたが、ウォームアップが⼼配だったのでそれを意識しすぎたところがあります。
                          序盤こそ良かったものの、途中からなかなか曲がらずに苦戦してしまいました。

                          同様に苦しんでいたライバルも、逆に元気になっていたライバルもいたので順位の⼊れ替わりが激しい展開となりましたが、僕にとってラッキーだったのは、セーフティカーランでタイヤの状況が少し戻ったこと、また差が縮まった状態で⾛ることができたことでした。

                          その後の⼤湯選⼿の追い上げに繋げることができたと思います。展開としては恵まれましたね。

                          実はもっと上にいける可能性もあった攻めのレースをしていたのですが、チームの戦略もしっかりと決まったと思いますね。

                          今⽇のようにいろんなことがあったレースで2位という結果が残り、ひとまずは良かったと思いますが、まだ優勝できていないので、それを⽬指して次戦も頑張ります」


                          ドライバー/⼤湯都史樹


                          「⽯浦選⼿の前半スティントはかなり苦しい様⼦で、想定外の展開になってしまいましたが、そこからチームがピットインのタイミングやタイヤ交換も含めて、すごく良い仕事をしてくれたと思います。


                          そこから追い上げを⽬指し、僕に交代してからはタイヤを必死に温め、セーフティカーラン明けのダッシュをかなり狙っていたので、それがうまくいって良かったと思います。

                          その時に少し柔らかめのタイヤを選んでいたので、それが追い上げられた要因だったと思いますが、その後ペースをもう少し上げたかったものの、終盤は少し苦しくなってしまいました。

                          なんとかマネージメントして踏ん張れたのは良かったですね。

                          もちろん優勝できていてもおかしくないレースだったので、悔しさはありますが、これでランキングも上位になりましたし、次戦オートポリスで優勝することができれば、チャンピオン争いにも⾷い込めると思います。

                          今回の反省を活かし課題を解決したいですね。チームとしても相性が⽐較的良いコースだと聞いているので、次戦勝ちたいです」

                           


                          ⽴川祐路監督


                          「まずはたくさんのご声援ありがとうございました。残念ながら優勝には届きませんでしたが、今⽇は37 号⾞が速かったですね。

                          スタート直後はトップに⽴ち、うまくレースを進めることができていましたが、途中から苦しい展開になってしまいました。

                          しかしドライアップしていくなかで、スリックタイヤでウォームアップが苦しいなか、⼤湯選⼿が挽回してくれたので、2位まで“戻る”ことができたレースだったと思います。

                          ここ数戦安定して良いレースができているので、その点は評価したいと思いますが、2位ではまだまだ喜んではいられません。

                          ⼀⽅で、チーム全体が2位では喜んでいられない雰囲気になっているので、次こそは優勝という思いで頑張りたいと思います。」

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