10月14日(土)、15日(日)大分県日田市のオートポリスで
SUPER GTシリーズ第7戦「AUTOPOLIS GT 450km RACE」が行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は残り2戦での逆転シリーズチャンピオンを目指しており、
レース前の順位はトップと19点差の7位で僅かながら可能性を残しています。
【予選】
GT300クラスのQ1予選はA組、B組に分かれSUBARU BRZ GT300はB組で井口卓人が走ります。
井口は計測3周目にタイムアタックを行ない、1分42秒694を叩き出しB組をトップ通過しました。
続くQ2予選では山内が最多ポールポジションを狙って走りました。
山内は井口と同様、計測3周目にタイムアタック。
セクター1で全体ベストを出し、続くセクター2、3とベストタイムをマーク。
コースレコードには0.102秒届かないものの、1分42秒141でトップに立ちます。
しかし、山内の後ろでアタックをしていた2号車がコースレコードを記録。
山内のタイムを0.125秒上回りSUBARU BRZ GT300は2位となりました。
【決勝】
決勝では、山内英輝が久しぶりにスタートドライバーを務め、ダブルスティントを担当します。
そして最後のスティントを井口卓人が走るオーダーへ変更しました。
山内の2番手からのスタートでジャンプアップに期待が掛かるものの、
ポールポジションからスタートした2号車に追いつくことができません。
2回のピットストップが義務付けられている今回のレースでは、ピット戦略も鍵になりますが、
SUBARU BRZ GT300は大きく順位を落とすことなく上位でレースを展開。
しかしながらタイヤ無交換作戦を取るチームがあり、順位を4位に落としてしまいます。
ラストスティントの井口は、フレッシュタイヤを履き猛追を開始。
3位を走る31号車とはテールツーノーズの大接戦を20ラップ以上続けてプッシュしました。
それでも31号車は3位をキープし続け、SUBARU BRZ GT300は4位でチェッカーを受けました。
小澤正弘総監督
「ドライバーのオーダーを変更した理由は、最初のスティントと第2スティントに
勝負ポイントが来ると予測し、山内で挑むことにしました。
しかし、優勝した52号車と2位2号車は速くて追いつけなかったです。
戦略も含め、今チームが持っている武器ではトップ2台には勝てなかったです。
スタート前にセッティングを変更して、状況変化に対応はできたと感じていますが、
あと一歩足りない結果になってしまいました。申し訳ありません」
次戦のスーパーGTはシリーズの最終戦となります。
11月4日(土)、5日(日)に「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が行なわれます。
ひとつでもランキング上位になるように全力で走りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。