開催日 2025 年10 月18 日(土)〜10 月19 日(日)
開催地 オートポリス(大分県日田市)
レース 4.674km レース 周 参加台数 : 28 台(GT300)
天候 18 日(土):晴れのち雨 19 日(日):雨のち曇り 観客数 :2 万6,000 人
10月18日(土)、19日(日)大分県日田市のオートポリスでSUPER GTシリーズ第7戦「2025 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS GT 3Hours Race」が行なわれました。
大会前にSTIからこれまで使用してきたEJ20型ターボエンジンが今シーズン限りで引退することが発表されました。
SUBARU BRZ GT300は2026年からニューエンジンになって参戦することになります。
当時エンジニアだった小澤正弘総監督は「WRC時代からEJ20とは付き合ってきて、数々の経験をしてきました。
今季限りで引退させるのは非常に寂しい気持ちもありますが、十分すぎる活躍もしてくれました」とコメントしています。
またドライバーの井口卓人は「EJエンジンの最後は、SUPER GTでは有終の美を飾ってあげたいし、最後に花をもう一度咲かせたい気持ちでいっぱいです」とコメントしました。

【予選】 Q1予選ではBRZ GT300はA組で走行します。
ドライバーは井口卓人が走り、丁寧にウォームアップを行ない、4ラップ目にアタックしました。
井口は公式練習のベストタイムを大きく上回る1分44秒514を計測し、2番手につけまし
た。
トップとはまだ0.485秒の差があるので、井口はもう1周アタックラップに入ります。
セクター1ではさらにタイムを削り、セクター2ではややロスをする微妙なラップでしたが、突如セクター3のジェットコースターストレート後の連続コーナーでエンジン周りから火が出て井口はコースサイドにマシンを停めました。
そのためQ2予選は走行できず、Q2組の最後尾が予選順位となり、17番手からの決勝スタートとなりました。
【決勝】 メカニックの懸命なエンジン載せ替え作業により、明け方には修復が終了し決勝レースに挑みました。
スタートは井口が担当し、中団グループの超接近戦の中でポジション争いをします。
粘り強く走った井口は山内英輝と交代する30周目には9番手まで順位を上げていました。
山内はコースに戻ると好調な走りでポジションをアップしていきますが、49周目、前を走るマシンがインカットをしたため砂利がコースにばら撒かれ、山内はその砂利に乗ってしまい、コースオフしてしまいます。
幸いすぐに復帰できたのですが、その後サスペンションに異常が発症してしまいます。
マシンをピットに戻し修理しましたが約20分を要し、最下位でコースに復帰し24位でレースを終えました。
小澤正弘総監督は、「土曜日のエンジントラブルで良い流れを壊してしまいました。
決勝でのエンジンは問題なく良いペースで走れていました。
しかし結果に繋げられずに申し訳ありません。
最終戦は今年の集大成としてEJ20エンジンもラストですし、みんなで『完璧だったね』と言えるレースをしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします」
次戦のSUPER GTレースは、は11月1日(土)、2日(日)に「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が行なわれます。
最後まで全力で走りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
