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                            RACE        2025 AUTOBACS SUPER GT Round7  AUTOPOLIS GT 3Hours RACE

                            DATE       予選:2025年10月18日 決勝:2025年10月19日

                            CIRCUIT    オートポリス(大分県)

                            WEATHER   予選:雨/ウェット 決勝:曇り/ドライ

                            RESULT   公式練習:15位 予選:12位 決勝:1位

                             

                            10月19、20日、大分·オートポリスにおいて、SUPER GT第7戦「AUTOPOLIS GT3HOURS RACE」が行なわれ、予選12番手から怒涛の追い上げを披露したNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは、終盤になると独走態勢でレースを牽引。

                            3時間という長丁場の戦いで見事な戦略を成功させてトップチェッカーを受けた。

                            これをもって、今シーズンの初優勝、そして山本尚貴、牧野任祐両選手としては2022年第8戦以来の勝利を遂げたことになる。

                             

                            ◎予選日:

                            今回のオートポリス大会含め、残り2戦となった今シーズンのSUPER GT。

                            シリーズタイトル争いを考えると、最善の戦いをすることが何よりも大事であり、当然ながら”落とせない”レースとなる。

                            そんななか、まず午前9時25分からの公式練習において、持ち込みセッティング、タイヤ選択等の確認作業を開始した。

                            予選日のオートポリスは秋晴れのコンディションに恵まれ、気温24度、路面温度31度の中、

                            山本選手がNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTに乗り込み、ピットを後にする。

                            なお、ホンダ勢はこのオートポリス戦からシーズン2基目のエンジンを投入。

                            長時間の戦いに向けて、力強いパフォーマンスを期待することとなった。

                             

                            GT300クラスとの混走中に、1台の車両にトラブルが発生して赤旗中断となるが、再開後もNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは確認作業を兼ねて周回を重ねていく。

                            1時間が経過した頃には、牧野選手へと交代し、フィーリングをチェック。

                            一方、 GT300クラス専有走行を前にして、天候が徐々に悪化。

                            ぽつりぽつりと小雨が降り始め、ウェット宣言が出される。GT300クラス車両は引き続きドライタイヤで走行を続けたが、午前11時20分に始まったGT500クラス専有走行では、さらに雨脚が強くなる。

                            結果、慌ただしくピットでウェットタイヤへの交換作業が始まった。

                            なお、 No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTとしてのベストタイムは、ドライコンディションの混走時に山本選手がマークした1分36秒928。

                            ポジションは15位に留まった。

                             

                            晴から雨と天候悪化のセッションとなった公式練習だったが、その後、一旦天候が回復。

                            だが、続くサポートレース中に再び雨が落ち始めた。

                            ところが、午後2時45分からの予選セッションを前に雨は止み、気温21度、路面温度24度のコンディションでまずはGT300クラスから予選がスタートしたが、セッション終盤には車両トラブルが発生し、回収等の作業でスケジュールが15分遅れとなる。

                            これにより、GT500クラスの Q1は午後3時33分からセッションがスタートすることになった。

                            気温20度、路面温度24度のコンディションでウェット宣言は出ているが、まだドライタイヤで走行できる状態。

                            コース上ではワイパーを時折使用するものの、車両からは水煙も上がらず路面もさほど濡れていない。

                            当然ながら足元にはドライタイヤが装着され、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは山本選手のドライブによってアタックが始まった。

                            いつ雨が降り出しても不思議ではない状態だけに、どのチームも我先とコースインを目指してピットを離れ、タイヤを温めていく。

                            そして他車よりも早いタイミングでアタックラップに入り、計測3周目に1分33秒682をマークした。

                            この時点で残り時間はまだ3分残っており、山本選手もさらにアタックを続けたがタイム更新には至らず。

                            一方では他車がこのタイミングで次々とタイムアップしたため、 No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは12番手に。

                            結果、惜しくもQ2進出を逃すこととなった。

                            なお、5台のホンダ勢は4台がQ1で敗退。決勝に向けて厳しい船出となっている。

                             

                            ◎決勝日:

                            早朝のオートポリスは霧が発生し、視界不良の状態。サポートレースのスタートが遅れるなど不安定な状況だったが、次第に晴れ間が見え始め、お昼前にはすっかり天気が回復した。

                            しかしながら、午後から夜にかけて雨の予報が出ており、予測するのが難しい状態だったが、午後1時10分、大分県警の白バイとパトカーによるパレードラップを経てフォーメーションラップがスタート。

                            気温22度、路面温度25度のドライコンディション下で3時間の戦いが幕を開けた。

                             

                            まず山本選手が第1スティントを担当。

                            オープニングラップで上位の2台が接触し、うち1台が最後尾に。

                            これでまずひとつポジションを上げて追い上げを開始する。

                            また12周目にも7番手争いの2台の車両が接触。

                            1台がコースサイドにクルマを止めたことを受けて、車両回収のためにまずフルコースイエロー(FCY)が、その後すぐセーフティカー(SC)が導入され、クラス毎の並び替えを済ませて午後1時50分を前にレースが再開した。

                            それから10分も経たないうちにルーティンのピットインが始まり、各車は21周目以降、それぞれのタイミングでピット作業に入る。

                            だが、No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは大幅にそのタイミングを遅らせる戦略を採り、40周終了時点でピットインを行なうと、山本選手から牧野選手へとスイッチ。

                            11位から追い上げを開始した。

                             

                            48周終了時には、レース開始から1時間30分が経過。

                            ちょうど折り返しを迎えるなか、牧野選手がドライブするNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTは11番手で周回を重ねた。

                            しばらくすると、前方3台に追いついた牧野選手は、果敢な攻めの走りを披露。

                            1台、また1台と的確に相手を仕留めてポジションアップに成功した。

                            ちょうど   コース上では各車が攻防戦を展開中。

                            負けじと牧野選手も好機を味方に次々と逆転を決め、59周目から60周目に向かうメインストレートで、ついに2位へとポジションを引き上げた。

                            なお、この直前、メインストレート上において、GT300車両がトラブルによりピットロード出口にストップ。

                            これを機に、2度目のピット作業を敢行するチームも現れたが、またもチームは戦略的にピットインのタイミングを後に伸ばし、64周目にピットへとクルマを滑らせた。

                            No.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTでは、引き続き牧野選手が第3スティントを担当。

                            迅速な作業で送り出され、コース復帰後は2度のピット作業を終えた車両のなかでトップに浮上。

                            理想的な形でレース終盤を迎えることになる。

                             

                            レース終了まで30分を切ると、もはやNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTと2位との差が15秒前後にまで広がり、独走態勢に。コースを走る他の車両がドライブスルーなどのペナルティでイレギュラーなピットインを課されるなど、落ち着きのない状況が続いたが、牧野選手は安定した走りでさらに2位との差を広げ、”速くて強い”パフォーマンスを存分にアピールした。

                            そして、レースは3時間が超過し、102周を走破したNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTがトップチェッカー!

                            他を寄せ付けない力走により、2022年第8戦もてぎ以来となる両コンビで勝利。

                            またこれは、チームとしてCIVIC TYPE R-GTで果たす初優勝でもあった。なお、表彰台もホンダ勢が独占するという理想的な形でタフな戦いを終えている。

                             

                            今回の結果を受け、シリーズ争いでは暫定7位から再び3位へと浮上。

                            トップとの差も8.5点に縮まった。

                            タイトル奪還への可能性を残し、迎えるもてぎはホンダのホームサーキット。

                            シーズンの集大成にすべく、全身全霊で戦い、最高の結果を残したい。

                             

                             

                             

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                            今回、ようやく皆さんにいいお知らせをすることができて、ほっとしています。

                            これもチーム全員でずっと諦めないレースを続けてきたからです。

                            その成果をやっと表すことができました。

                            結果的に、最終戦に向けてシリーズチャンピオン争いにも残ることができましたので、もう一度気を引き締めてタイトルを獲れるように頑張りたいと思います。

                            ご声援、ありがとうございました。

                            予選ではとりわけ大きなミスがあったわけでもないし、アタックを決めてQ1通過できたかと思ったのですが、アタックのタイミングを振り返って考えると、あくまでも結果論になりますが、少し雨が多い状況だったのかなと思いました。

                            一方で、決勝レースはチームと決めたことを徹底してやり切ることを意識しました。牧野選手にいい形で繋ぐこと、さらには牧野選手にいい走りをしてもらえるようなフィードバックをできる限りやりました。

                            なにより、彼のスピード、レースコントロールがすごかった。

                            また、スタンレーチームクニミツが用意した戦略、そしてメンバーのおかげで勝てたと思います。

                            今日の一勝は、この先忘れることのできない一勝になりそうですね。

                            チーム、自分にとって CIVICでの初勝利にもなりました。

                            チームとして勝たなければならなかったので、それが達成できて良かったし、感謝しかないです。

                             

                            今日の勝利はチームの総合力のおかげですね。

                            クルマもそうですが、作戦面でも素晴らしかったです。

                            想定したどおりに遂行できました。

                            久々に完璧なレースができたと思いますし、やっとチームクニミツらしいレースができたと思います。

                            今日は第2、第3スティントを担当しましたが、レース中は状況に合わせていろいろとコントロールしながら、そして燃も しっかり考えながらマネージメントすることができました。

                            タイヤは多少ピックアップも出ていましたが、しっかりとコントロールもできました。

                            いいレースをして優勝することができて良かったです。

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