SUBARU BRZ GT300 予選5位、決勝リタイア
AUTOBACS SUPER GT Round 8 Race Report
開催日 2024 年11 月2 日(土)〜11 月3 日(日)
開催地 モビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)
レース 4.801km x 63 周 参加台数 : 27 台(GT300)
天候 2 日(土):雨 3 日(日):晴れ 観客数 :4 万2,300 人
2024年SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE」が11月2日(土)、3日(日)に、
栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで延べ4万2,300人の大観衆を集めて行なわれました。
SUBARU BRZ GT300は第7戦でのクラッシュによるダメージを修復し、第8戦に臨みました。
【予選】 公式練習はあいにくの雨で、5回の赤旗中断があるなど荒天の中行なわれました。
BRZ GT300は、マシン修復後の最初の走行となるため、バランスを見ながらの走行に終始しました。
午後の予選は、雨となったため合算タイム方式ではなくQ2予選の結果がそのまま決勝のグリッド順となる予選となりました。
Q1予選はエントリーした27台全車が一斉に20分間の走行をする新方式で行なわれ、BRZ GT300は井口卓人が走りました。
井口のタイムアタックは、3つのセクターで自己ベストを更新していましたが、最終セクターをアタック中に他のマシンのコースアウトにより赤旗となり、セッションが終了してしまいました。
結果的にタイムアタックのできていない井口は11位でしたが、上位14台には入ることができ、Q2予選でポールポジションの可能性を残しました。
Q2は山内英輝が渾身のアタックをします。
熱が入りやすいダンロップタイヤを履いた山内は早めにトップに立ちますが、予選後半になるとライバルチームがタイムを出し始め、BRZ GT300は予選5位となりました。
【決勝】 決勝レースがスタートする午後1時の気温は23度、路面温度32度とレース観戦には絶好の天気でした。
スタートは井口が担当し18号車をかわして4位にポジションをアップし順調な滑り出しです。
序盤はトップ4台が接近戦を展開しますが、トレイン状態が続きます。
上位がピットに入り2位を走行する井口もまもなく交代というタイミング。
その時18号車に接触されアウト側に押し出され、後続の88号車にも抜かれ4位に後退となりました。
ピットでフルサービスを受けた山内は9位のポジションに下がりますが、
タイヤ無交換作戦を取ったチームより1周あたり2秒ほど速く、まず2号車を追い抜きます。
次のターゲットもタイヤ無交換だったため、周回ごとに差を縮めていきます。
あと少しで7位にポジションアップが見えたとき、1コーナー手前でマシントラブルが発生しハーフスピンしながらコースアウトしてしまいます。
グラベルに捕まったBRZ GT300はそのままレースを終了しました。
小澤正弘総監督のコメント
「応援してくださるファンの皆様の期待に応えることができず、申し訳ありません。
原因の詳細はこれから戻って検証しますが、前回のレースとは異なるトラブルが出ていた
ようです」
次戦は延期された第5戦SUZUKA GT 300km Raceが今季の最終戦として開催されます。
12月7日(土)、8日(日)に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでグランドフィナーレも行なわれます。
トラブルの多いシーズンですが、最終戦を精一杯走りますので、引き続き応援をお願いします。