最終戦のSUBARU BRZ GT300 は 10 位フィニッシュ
2023年SUPER GTの最終戦 第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」が
11月4日(土)、5日(日)に、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで延べ4万5600人の大観衆を集めて行われました。
SUBARU BRZ GT300はシリーズランキング2位の可能性を残しつつ、今季の1勝を目指して最終戦に臨みました。
【予選】
Q1予選はA組で井口卓人が走ります。
井口は2周のアタックラップを予定しコースインします。
ウォームアップに3周を使い4周目、5周目にアタック。
井口はアタックの最初のラップで、朝の公式練習で記録した山内のタイムを上回り、1分47秒303をマーク。
A組6位でQ1予選を通過しました。
続くQ2予選は山内英輝が挑みます。
慎重にウォームアップしながらクリアラップを作っていき、4周目にタイムアタックをします。
ポールポジションを狙う山内は、一気に1分45秒台までタイムを縮めますがトップタイムに0.3秒届かず、ポジションは4位でした。
【決勝】
決勝レースは曇天の空になり、一時は強い雨も降る天気でしたが大きく荒れることもなく比較的静かな展開のレースになりました。
BRZ GT300は山内英輝がスタートドライバーを務め、ジャンプアップを期待するものの、
先行する3台のペースが速く、追いかけるのが精一杯な展開ではじまりました。
序盤4周目には小雨が降り、山内はマシンがコースアウトしないようにコントロールしますが、後続の18号車に抜かれてしまいます。
20周を超えると早めのピットインをし、タイヤ無交換作戦を取るチームが勝負に出ます。
BRZ GT300は早い段階でタイヤの摩耗が発生しており、4本交換が必須の状況になります。
山内は上位チームが続々とピットに向かう中、摩耗したタイヤでポジションを上げトップを奪います。
32周を終えてピットに向かい、BRZ GT300は給油を行いタイヤを4本交換。
そして井口卓人と交代してピットアウトしますが、井口の順位は大きく下がり、
井口自身も誰とレースしている状況なのかわからないほどだったと振り返ります。
そこから井口は粘る走りで上位を目指します。
途中雨もあり、レインタイヤに交換するチームがある中、井口はスリックでの走行継続を選択し、コース上に留まります。
結果的にその判断が正しく10位でチェッカーを受けることができ1ポイントを獲得してレースを終了しました。
小澤正弘総監督のコメント
「今年のランキングやポイントを見ると厳しいシーズンだったのですが、チーム力としては凄くレベルアップできたシーズンでした。
トラブルもなくミスもないチームになりました。
一方で性能調整という車両には厳しいルールがあるので、跳ね除ける力が足りなかったと反省しています。
来季はそうした部分を改善し、全戦でポイントを獲得する目標で臨み、チャンピオンを目指すシーズンにしたいと思います。
今年一年応援ありがとうございました」
2023年のSUBARU BRZ GT300はドライバーランキング8位、チームランキング7位で終えることができました。
皆様からの熱い応援・ご支援に感謝いたします。
2024年も引き続き熱いご声援をお願いします。1年間ありがとうございました。