開催日 2024 年8 月3 日(土)〜8 月4 日(日)
開催地 富士スピードウェイ(静岡県小山町)
レース 4.563km x 77 周 参加台数 : 27 台(GT300)
天候 3 日(土) : 晴れ 4 日(日) :晴れ 観客数 :5 万2,200 人
2024 年SUPER GT シリーズ第4 戦「FUJI GT 350km RACE」が8 月3 日(土)、4 日(日)に、静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれ、延べ5 万2,200 人の大観衆を集めました。
今年も酷暑、猛暑で、レース観戦には厳しい高温多湿の環境でも多くのファンが来場し、改めてSUPER GTの人気の高さが感じられました。
ここまでBRZ GT300 には悪い流れがあり、思うようにポイントが獲得できないシーズン前半でした。
この第4 戦から後半戦に向けて一丸となって臨みました。
【予選】 Q1 予選は山内英輝が走ります。今回の予選はQ1 とQ2 の合算タイム方式ではなく、Q2 のタイムで決定する方式になりました。
その理由は、予選の直前に行なわれていたF-4のレースでオイルが出るトラブルがあり、オフィシャルによる処理は行なわれたものの、
Q1 のA組とB組ではコンディションの変化が大きくなるため、合算タイム式にすると不公平になるとされ、合算タイムとはせずQ2 のタイムで順位を決めることになりました。
山内は1 分38 秒195 でB組トップタイムをマークし、Q2 で井口卓人がポールポジションを目指して走ります。
タイヤはQ1 で山内が使用したタイヤをそのまま装着しています。
ユーズドで走行する井口にQ1を上回るタイムを期待しましたが、結果、上回れず予選9
位のポジションになりました。
【決勝】 予選9 位のBRZ GT300 の前後にはGT3 勢の大排気量マシンが並びます。早い段階で縦一列になればチャンスは広がると小澤正弘総監督は話しますが、いざスタートしてみると集団に揉まれるようなポジションになってしまいました。そしてオープニングラップの13 コーナー入り口で井口は後続のマシンに追突されてしまいます。
破損状況は大きくピットインを余儀なくされました。追突により左リヤのバンバー、ディフューザー、そしてフェンダーを大きく破損し、タイヤもパンクしていました。
ピットで応急処置し、タイヤを交換してリスタートしますが、すでに2 周遅れという状況でのコース復帰になりました。
しかしながらその後発生したFCY(フルコース・イエロー)では、速度規制制御が解除できないトラブルが発生し、再びピットインすることになります。
再びコースに復帰する時、すでに12 周遅れとなってしまいました。
それでもチームは通常のレースのように、山内英輝にドライバー交代をし、タイヤも4 本交換をして完走を目指します。
山内は目標とするレースラップで走れるのかを試しながら周回し、リヤディフューザーが半分脱落した状態でも上位チームと同等タイムを出すことに成功しており、マシンのセットアップ方向の正しさは確認できたようでした。
小澤総監督は、「悪い流れが断ち切れなくて申し訳ありません。次の鈴鹿は8 月の末ですが、こういう時は、やれることを愚直にやって流れを変えたいです。これまで以上に慎重に、そして丁寧に作業していくことが求められているのだと思います」、と語っています。
次戦の第5 戦は三重県の鈴鹿サーキットで8 月31 日(土)、9 月1 日(日)に「SUZUKA GT 350km RACE」が開催されます。
全力で頑張るチームへの応援をよろ
しくお願いします。